熊本県熊本市は、県内における人口の約43%が住む政令指定都市。また、市民の生活の質を向上させるための様々な施策や、制度がある街です。特に子育て・教育、生活支援など、子育て世帯の支援策を積極的に行っており、住みやすい街としても知られています。なかでも子育てにおいては、「出産・子育て応援給付金」を支給するだけでなく、育児指導などを行う「産後ケア事業」も充実。ひとり親向けの支援も手厚いのが特徴です。生活支援では子育て家庭、高齢者、障がい者の生活を支援する各種助成金、独自の福祉サービスを展開しています。(最新の内容は、熊本市にてご確認ください)
子育て・教育支援
妊娠・出産の支援・助成
熊本市では、妊娠・出産の支援・助成が行われています。出産・子育てを支援するため、「出産応援給付金」と「子育て応援給付金」を支給。出産後に支援が必要な方には、「産後ケア事業」に基づく、医療機関での育児指導や休息を取るためのショートステイが可能です。妊娠中、または出産後の体調不良や多胎出産で家事や育児が困難な家庭には、ホームヘルパーが派遣されて家事・育児を支援しています。産婦健康診査における費用も助成され、妊婦の健康管理をサポート。これらの取り組みによって、熊本市では安心して出産・子育てを行うための環境を整備し、地域の家族の健康を支える重要な役割を果たしているのです。
- 「不妊検査費」、「一般不妊治療費」、「特定不妊治療費」、「不育症検査費」、「不育症治療費」、「生殖補助医療費」に対して一部費用を助成
- 出産・子育てを応援するための経済的支援として、「出産応援給付金」と「子育て応援給付金」を支給
- 出産後に支援が必要な方に対し、医療機関への通所やショートステイ(短期宿泊)で育児指導、休息を取ることなどが可能な「産後ケア事業」を設置
- 新生児に対する「聴覚検査費」の助成
- 妊娠中、または出産後の体調不良等、多胎出産で家事や育児を行うことが困難な家庭へ、ホームヘルパーを派遣して家事・育児等を支援
- 産婦健康診査における費用を助成(最大5,000円)
子育ての支援・助成
熊本市では、子育て家庭を支援するための取り組みが充実しています。中学校卒業(15歳)までの児童を養育している方には「児童手当」が支給され、家計の負担を軽減。また、児童に対しては、無料または安価な金額で食事などを提供する「子ども食堂」が設置され、栄養の確保が図られています。18歳未満の児童に関する相談が可能な「児童家庭支援センター」が設置されており、子育てに関する悩みや困りごとに対する支援が行われているのです。これらの施策により、子育て家庭が安心して子どもを育てるための支援体制を整え、地域全体の子どもたちの健やかな成長をサポートしています。
- 中学校卒業(15歳)までの児童を養育している方へ「児童手当」を支給
- 児童に対し、無料または安価な金額で食事などを提供する「子ども食堂」の設置
- 18歳未満の児童に関する相談が可能な「児童家庭支援センター」の設置
- 会員同士で相互支援を行う「ファミリー・サポート・センター」の設置
教育に関する支援・助成
熊本市では、教育に関する支援・助成が行われています。3~5歳児を対象とした認定保育園・幼稚園を無償化し、子どもたちの教育機会を平等に提供。認可外保育施設を利用している保護者には、利用料の一部が支援され、保育の負担を軽減。経済的な理由で高等学校等への就学が困難な方には、進学支援金が支給され、学びの機会を提供しています。そして、児童の遊びや育成支援を行うとともに、安全な生活の場を提供する「児童育成クラブ」が設置され、子どもたちの健やかな成長を支援。これらの施策は、すべての子どもたちが公平に教育を受けられるようにするために実施されているのです。
- 3~5歳児を対象とした認定保育園・幼稚園の無償化、認可外保育施設を利用している保護者に対し、一部利用料を支援
- 経済的な理由で高等学校等へ就学が困難な方に対し、進学支援金を支給
- 専任の支援員が、遊びや育成支援を行うとともに、安全な生活の場を提供する「児童育成クラブ」を設置
医療費の助成
熊本市では、医療費の助成制度が充実しています。
18歳までの児童には医療費の自己負担分が助成され、子どもたちの医療費負担を軽減。未熟な状態で生まれ、入院治療を必要とする乳幼児に対しても医療費が助成され、早期の健康回復を支援しています。身体に障がいがある児童に対しては、改善のための治療費を一部負担。小児慢性特定疾病を持つ子どもに対しても、治療費が一部負担され、疾病管理や治療が支援されています。
これらの支援によって、子どもたちの健康状態を守り、安心して成長できる環境を整えるために重要な役割を果たしているのです。
- 未熟な状態で生まれ、入院治療を必要とする乳幼児に対して医療費を助成
- 身体に障がいがある児童に対し、改善のための治療費を一部負担
- 小児慢性特定疾病を持つ子どもに対し、一部治療費を負担
- 18歳までの児童に対し医療費の自己負担分を助成
ひとり親家庭への支援・助成
熊本市では、ひとり親家庭への支援・助成が行われています。ひとり親家庭の保護者には「児童扶養手当」が支給され、子どもにかかる生活費の負担をサポート。ひとり親世帯の医療費における自己負担分の一部が補助され、医療費負担が軽減されています。養育費の公正文書作成にかかる費用も補助され、公正な養育費の確保を支援。また、ひとり親家庭の保護者が専門的な資格を取得するために、6ヵ月以上の修業年限がある養成機関で修業する場合、「訓練促進給付金」を支給しています。
これらの支援によって、ひとり親家庭が安定した生活を送り、子どもの健やかな成長を支えるために重要な役割を果たしているのです。
- ひとり親家庭の保護者へ「児童扶養手当」の支給
- ひとり親世帯の医療費における自己負担分の一部を補助
- 養育費の公正文書作成にかかる費用を補助
- ひとり親家庭の保護者が、専門的な資格を取得するため、6ヵ月以上の修業年限がある養成機関で修業する場合、「訓練促進給付金」を支給
- ひとり親家庭の経済的な自立や、養育する児童の進学を支援する「母子父子寡婦福祉資金貸付金制度」の設置
熊本市では、子育て世代や高齢者世帯の生活を支援する各種助成金やサービスを提供しています。子育て世代向けの支援としては、安価な食事を提供する「子ども食堂」の他、家事・育児を相互支援する「ファミリー・サポート・センター」を実施。高齢者世帯向けの支援としては、交通機関における優待パスポートの交付、生活支援、各種技能の習得が可能な「高齢技能習得センター」の設置などが行われています。江戸時代における、熊本藩の城下町として栄えた熊本市は、住みやすい街として県内で最も人気が高い地域です。